2013年2月23日土曜日

♪NO.12♪ 久野塾第7回目(2013年第1回目)

= ビジネス人脈を考える =



本年初回の久野塾(通算第7回目)を2月16日に開催しました。 昨年同様、初回のテーマは「ビジネス人脈」です。久野塾では、各自がテーマに沿った発表を行い、その発表について、塾生同志による対話形式で議論が発展します。アドバイザーは的確な質問と温かいアドバイスで塾生をサポートします。今回のテーマはある種難解で、「ビジネス人脈」をどう理解し説明するかを悩んだ塾生も多く、テーマの宿題に悪戦苦闘した様でした。

そもそも、「人脈」とは何なのでしょうか?SNSの世界で人と人とがいとも簡単に繋がっていく社会で、人脈を作ることは一見簡単な様に思われますが、本当にそうでしょうか?

(今回の課題テーマ)
1.ビジネス人脈を絵に描き「ビジネス人脈とは何か」を説明してください。
2.ビジネス人脈の見極め方を説明してください。

 

まず、塾生各自が自分の現在の人脈を絵に描いていきます。人脈を「見える化」することで、自分の人脈の特徴が見えてきます。現在、最もビジネスに影響のある知人と知り合うに至ったルーツを探ってみると面白いです。私の場合、現在のビジネスパートナーであるビジネスコーチ社の細川社長について描いてみると、私の最初の人との出会いから何と8年経過して細川さんに繋がっていることがわかりました。しかも、私と細川さんの間に8人の方が襷(たすき)を繋いでくれています。

今では、その8人の方々全員と人脈が繋がっているわけではありませんが、ある特定の期間に深い出会いがあり、その結果、次の人を紹介していただき、その連鎖が細川さんに達したことになります。ですから、目の前の出会いを大切にしていくことで人脈が広がっていきますし、その襷を繋いでくれた方々にも感謝しなければなりません。

人間関係の連鎖と一つ一つの連鎖が繋がりあうことで、初めて「脈」となって「新しい価値」が生まれます。連鎖を繋ぐとは、自分の知り合いのAさんとBさんを繋げることです。つまり仲人役ですね。AさんとBさんが知り合うことで何かがAさんとBさんの間に起きることがあります。新しいビジネスとか、問題解決とか・・。それをプロデユースできることは、世の中に「付加価値」をつけることであって、ある種、人間の存在意義にまで発展するかもしれません。

小さな襷の繋ぎはあるタイミングで大きな出会いをクリエイトします。それがいつ、どのようなタイミングで起きるかはまさに神のみぞ知る神秘な世界かも知れません。特別ゲストにお迎えした原田英治さん(英治出版社長)曰く、「自分のビジョンを発信することが大事。それを自分の人脈の誰かが聞いて、それを実現するように動いてくれる。」

人脈は無理やり作ろうと思ってもできるものではありませんが、自分の意識の中にビジョンを描けていないと人との出会いはなく、仮に出会いがあってもそれが人脈に発展することはありません。自分のビジョンを実現していくために、自分が大事にしたい、必要だと思う人脈を自然体に無理なく作って維持して行くための「こつ」について、4月の塾で語り合いたいと思っています。

(4月の課題テーマ)
1. 貴方のビジョン(目標)を説明してください。
2. 貴方は2012年にどのようなビジネス人脈を新たに創りましたか?
3. そのビジョン実現に向けて必要なビジネス人脈を描いてください。
4. 2の人脈の中で3の人脈に該当する人は誰ですか?
5. 今後、どんな方法で3の人脈を増やしていこうと思っていますか(具体的に)?




補足:2013年塾生・アドバーザーの紹介ページです。
http://www.mcginc.jp/hisano_juku/trainees/trainees.html
http://www.mcginc.jp/hisano_juku/advisors/advisors.html